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2018年11月18日(日)13:00〜16:00 第54回日本書研展作品確認会

本格的な冬の到来を感じさせる寒さとなった11月18日の日曜日に、来春開催予定の「第54回日本書研展」の「作品確認会」が本部に於いて開催されました。先月の「下見・相談会」以降に作品の型式や内容を変更した方や、更にアドバイスなどを受けたい方を対象に行われ、11月16日まで東京都美術館で開催されていた「第54回書心展」の直後の相談会とあって、書心展作品に刺激を受け、創作意欲を掻き立てられた人も多かったようで、たくさんの参加者が集まりました。「10月に提出した作品を修正してみたが、更に充実した作品に仕上げるにはどのようにしたら良いか。」「用紙や墨色は内容と合っているか。」「落款の収まりは良いか。」などと積極的に質問をする方も多く、指導にあたられた担当役員はそれぞれの個性を活かした作品がより良いものになるように、一人一人丁寧に対応され、終了時間まで会場は熱気に溢れていました。作品の最終提出日は12月7日(金)で、「第54回日本書研展」は平成31年3月1日(金)~4日(月)「上野の森美術館」にて開催されます。10月の「作品下見・相談会」と今回の「作品確認会」と2回に亘って行われた研究会の成果が、魅力ある作品となって会場に展示されることが大いに期待されます。


2018年11月10日(土)〜 11月16日(金)「第54回書心展」〈於:東京都美術館〉

朝晩の寒暖差が大きくなり紅葉の見ごろを迎えました。上野公園の樹々には暖かな秋の日差しが注がれて、公園全体が芸術の秋そのものといった美しさが感じられました。今年も「東京都美術館」で「第54回書心展」が開催され、日頃古筆の勉強に取り組み、その集大成としての臨書作品や、当会の月刊誌「書の心」などで勉強し、自身の作風に昇華させた魅力ある創作作品が会場いっぱいに展示されました。「U23部門」は年々出品数が増え、若さ溢れる作品は、気負わず大らかで真摯に取り組む姿が垣間見られ、将来への期待が膨らみました。鑑査員部の「書心大賞」始め一般部の「東京都知事賞」などの推薦賞受賞作品は、どれもみな構成も素晴らしく、魅力的な線質で書かれ、気迫に溢れていて、多くの来場者は心奪われ、感動して作品の前でしばし佇む姿が見られました。10日(土)午後には東京都美術館の講堂で授賞式が行われました。嶋田蕙窗会長は祝辞の中で「書は自己表現ともいわれ、心の表現と表裏一体をなしています。作品を見た時に書いた人に会って話を聞いてみたいと思わせるような作品が書けるように、常に心と技術の両方を磨いて、たゆまず励むことが大事です。」と話されました。受賞者は勿論、会場の皆さんにも深く心に響くお話でした。また、同日の夕方からは「上野精養軒」に会場を移し「書心展懇親会」が開催されました。受賞者の皆さんの作品制作時の苦労話や、ご指導の先生と築かれた絆の深さなど、普段聞かれないお話に感銘を受けた方も多く、心に残る宴となりました。

受付
役員作品
受賞作品
授賞式 懇親会
第54回書心展授賞式集合写真

2018年11月11日(日)13:30~14:30 第54回書心展ギャラリートーク
〈於:東京都美術館〉

第54回書心展各部門の推薦賞受賞者とご指導の先生、当会役員によるギャラリートークが書心展会場内で開催されました。最初に紹介された「U23新鋭賞」を受賞した青年の「書いても書いても満足することはないです。書は終わりが見えないところが好きです。」という意欲的で頼もしいコメントで会場が一瞬にして明るくなりました。各受賞者の「題材選び」「作品制作過程で悩んだ箇所や工夫した点」などの話では、各々作品を前にして解りやすく説明され、とても良く理解できました。「先生に何度も相談してご指導を受けた。家族の励ましで書き続けることができた。」といった話からは、受賞者を取り巻く環境も作品制作の上ではとても大事であることを改めて気付かせくれました。また、役員の先生が持参された原寸大の拓本と、それを大きく書いた臨書作品とを比較しながらの構成や筆法などの話は、これから臨書作品を選んで書く際の大変参考になる内容でした。
最後に嶋田蕙窗会長の「日本書道研究会は発足以来107年、顔真卿の書を学ぶ会としてスタートしましたが、今ではいろいろな書体の古筆を学ぶ会として発展してきました。常に基本を疎かにせず、その上に個性を磨き、各自の書風を確立していきたいものです。研鑽を積み、作品を見た時にその書家に会ってみたいと思わせるような書が書けるよう、互いにたゆまず修練していきましょう。」と話されました。来年のギャラリートークもぜひご期待ください。


2018年11月10日(土)~ 11月16日(金)「第53回書心学生展」

上野公園の樹々の彩が美しくなり、休日には動物園や美術館を訪れる人々で賑わいを増しています。その上野公園内にある「東京都美術館」で11月10日(土)から「第53回書心学生展」が開催されました。
今年も猛暑となった7月に「中央区立産業会館」で行われた席書大会の作品と公募作品が書心展会場と隣り合わせの会場で展示されました。席書参加者が一堂に会場に集まり、手本を見ずに短い制限時間内で書き上げた席書作品は気迫が漲り、堂々としていました。また教室で何度も練習を重ねて書き上げられた公募作品からは、意気込みと努力の跡が感じられました。そしてどの作品からも一生懸命に書いている子供たちの姿が目に浮んでくるような気がしました。また中高生の作品は、基礎をよく勉強し丁寧に書かれているものが多く、日頃から書に真面目に取り組んでいる様子が窺えました。展示会場では作品を前に、教室でお友達とたくさん練習した様子をご家族に話す子ども達や、部活動や塾で忙しい時でも時間をやり繰りして練習を重ねて書き上げた作品の前で記念撮影をする子ども達の姿が会場のあちこちで見られました。
11月10日(土)午後、東京都美術館講堂にて授賞式が行われました。大勢の受賞者は壇上に上がり、一人一人賞状と大きな楯をいただきました。嶋田蕙窗会長からは「受賞おめでとうございます。受賞は自分一人の力だけではなく、ご指導の先生、支えて下さるご家族、励ましあう友人のお蔭ということも忘れずに皆に感謝しましょう。そして更に上達するには『先生の教えをよく聞き、手本をよく見て、たくさん書く。』これは習字の『三多』といいます。これからもずっと元気で三多を頑張りましょう。」というお話がありました。壇上で賞状を受け取る時には緊張した様子の子ども達でしたが、式典後にはご家族やご指導の先生に「頑張ったね。」と声を掛けられると、達成感のある元気な顔で賞状や楯を見せている姿はなんとも微笑ましく、こちらも自然に笑みがこぼれてくるような式典でした。

東京都美術館 受付
受賞作品
会場風景
授賞式
第53回書心学生展授賞式集合写真

2018年10月21日(日)10:00〜16:00 研究会「第54回日本書研展作品下見相談会」

爽やかな秋空に恵まれた日曜日、来春開催される「第54回日本書研展」の作品下見相談会が出品予定者全員を対象に本部で行われました。「日本書研展」は漢字及びかな部で師範位以上の方の発表の場として毎年東京・上野公園内の「上野の森美術館」で開催されます。第54回展の会期は平成31年3月1日(金)から3月4日(月)です。公募展の書心展とは異なり、比較的小さい作品で出品者の自由な表現を感じることが出来る楽しい展覧会です。下見相談会は日本書道研究会役員により出品予定作品の一点一点に、作品の構成から書体、用紙の選び方などまで、多岐に渡りアドバイスをいただける会です。参加された方々は下書き作品と資料などを持ち込み、熱心に相談をしたり添削指導を受けていました。次回11月18日(日)に行われる「作品確認会」や12月7日の作品提出締切日に向けて、より魅力的な作品を制作したいという意気込みが伝わってきました。


2018年9月23日(日)13:30〜15:30 審査員・鑑査員及び支部長勉強会

今年度2回目となった、審査員・鑑査員及び支部長勉強会の課題は、現在「書の心」誌の行書課題として学んでいる顔真卿の【與蔡明遠書】を臨書し、作品を創るという内容でした。参加者が作品を展示して疑問点や工夫した箇所を話し合う中で、米山映峯名誉会長からは「顔真卿の書翰としての雰囲気を大切にするためには、字間・行間の空け方に留意して臨書し、作品として纏める時には、用紙の大きさに対して行や字数の配分を熟考することが大事です。」というお話がありました。また、「書の心」誌で【與蔡明遠書】の課題手本を担当されている大塚桐霞副会長は、「変わった字形を真似するのではなく特徴を捉えることが大事です。」と教えてくださいました。参加者は個々の作品へのアドバイスを熱心にメモに取ったり、疑問点は資料を見比べたりして、周囲の人たちと納得がいくまで話し合いました。
後半の実技では、一つでも顔真卿の筆法を 修得してほしいという米山先生のご指導のもと全員が筆を持ちました。転折の時の筆の立ち上がり方や波磔の特徴の捉え方などの筆使いを学ぶ人、意味の区切りで文字を短く拾う方法を相談する人もあり、皆で問題点を共有しながら勉強ができ実りのある時間となりました。


2018年9月16日(日)13:30~15:30 研究会「展覧会のための作品創り」

厳しかった夏の暑さがようやく終わりを告げ、秋の気配が感じられるようになりました。野山を歩いたり美術館を巡ったり、この季節は美しいものに出会う機会も多いと思います。そのような機会によって「視覚を刺激し体感で味わう」というその積み重ねが、感性を磨いて作品制作にも活かされてくるような気がします。
久しぶりに涼しくなった日曜の午後、本部では米山映峯名誉会長を講師にお迎えして「展覧会のための作品創り」が開催されました。展覧会作品を制作する場合、展覧会の主旨によって作品内容が異なり、注意点も違うことから、今回は「日本書研展」の作品型式に沿って講義とご指導をいただきました。初めに米山先生の参考作品を展示し、資料の漢詩や「書の心」誌で課題として取り上げている「書譜」の文章を基に、題材の選び方を詳しく説明していただきました。次に書きたい文字や文章が決まったら、字体や布置を考えて、美しい作品にするために客観的な視点を持って校正を繰り返して仕上げていくという詳しいお話の後、文字を段々変化させた様子が段階ごとに解る米山先生の作品を見せていただくと、参加者はとても良く理解できました。後半の実技の時間では、参加者がその場で選んだ文字や詩を「日本書研展」の作品型式の半切1/2や1/4サイズの用紙に書き、作品創りに挑戦しました。ひとりひとり先生に腕を取って筆使いを教えていただき、布置、墨色などのアドバイスも受けながら、最後には全員が小作品を完成させました。この日学んだ事を大いに活かして、次回の研究会「日本書研展作品の下見相談会」に作品を持参されることと思います。そして日頃から古典の文章を読んだり、文字を調べたりして題材の引き出しをたくさん持ち、実際に自分で書くという姿勢がとても大切だという事も実感した実りの多い研究会でした。


2018年8月5日(日)13:30~15:30 研究会「第54回書心展作品添削会」

連日猛威を振るう記録的な暑さの中、今秋開催される「第54回書心展」のための作品添削会が本部にて開催され、作品提出締切日を9月6日に控えた出品予定者は、より完成度の高い作品を制作しようと集まり、制作中に生じた疑問点や展覧会作品として完成させるにはどのように工夫したら良いのか等を、担当役員の先生からご指導を受け ました。
作品サイズや布置などの全体の構成についてのアドバイスに始まり、誤字に見えやすい文字の正しい書き方や細かな筆法、更に大きな会場に展示される作品をより魅力的なものに完成させるための表現方法に至るまで、参加者はいろいろな視点からのアドバイスを受けることができました。自分の作品だけではなく他の参加者達の作品からも様々な刺激を受けたという参加者のコメントもあちこちで聞かれました。そして各々添削を受けた作品を前にしながら、より鍊度の高い作品を制作したいという意欲を更に掻き立てられた様子が垣間見えました。また、大きなサイズの作品を書かれた80歳を超える参加者が何人もいて、楽しみながら書の道を追求されている姿に、参加者一同驚かされるとともに自分にも照らし合わせ、年齢を重ねても書の道を極めていくことが出来ると実感した研究会となりました。U23の作品数も年々増加しており、若い世代の活躍が頼もしい限りです。幅広い年齢層の作品が展示される「第54回書心展」は「第53回書心学生展」と同時に東京都美術館にて11月10日(土)から16日(金)まで開催されます。


2018年7月15日(日)第53回書心学生展席書大会

例年より早い梅雨明け宣言となった後の関東地方は厳しい暑さの連続で、毎日熱中症のニュースが取り上げられています。7月15日(日)、その暑さの真っただ中「中央区立産業会館」で100名近い参加者が集まり、第53回書心学生展席書大会が開催されました。初めに嶋田蕙窗会長は「席書大会では、この場所で誰の助けも借りずに準備し、決められた時間内に課題を書いて選び、後片づけまでの全てを自分一人で行うという貴重な体験をし、達成感を味わうことができます。皆さん、今日の為にたくさん練習してきたので自信を持って書きましょう。」と挨拶されました。席書は制限時間30分(高校生は45分)以内に手本なしで課題を半切用紙(35×135㎝)に2枚書き、良い方を自分で選んで提出します。参加者は自分の席に着くと静かに筆、文鎮、下敷きの準備をして開始の合図で一斉に真っ白な用紙に向かいます。低学年は身体全体を使って用紙からはみ出しそうなくらいに力強く筆を動かし、高学年は集中して一文字ずつ丁寧に書いていました。高校生は課題の漢詩を楷書や行書体で作品に仕上げ、仮名作品に挑戦した高校生は準備の5分間で墨を磨り、開始の合図で筆に墨を含ませると濃淡をつけて一気に課題の和歌を書き上げ、最後に雅印を押して作品を完成させました。迷いのない一連の動作からは、普段のお稽古場で熱心に書に取り組む姿が想像でき、また指導者の行きとどいた指導方法も垣間見えた気がしました。部活動や塾などで忙しい中、何度も練習を重ねて本番に向かい、作品を書き切ったという達成感漲る笑顔が、どの参加者の顔からも溢れていました。
また、公募作品もこの日受付けが締め切られました。翌16日同会場にて席書と公募の作品の審査が厳粛に行われ、東京都教育委員会賞・全日本書道連盟奨励賞など各賞が決定しました。
第53回書心学生展は、11月10日(土)から11月16日(金)まで上野の「東京都美術館」で一般部の書心展と同時開催されます。毎年来場者からは、真摯に書に向かう姿が作品から伝わってくると好評をいただいています。ぜひ会場に足を運んで子供たちの元気溢れる作品の数々をご覧ください。

席書風景
審査風景

2018年7月8日(日)13:30~15:30 研究会「第54回書心展作品の添削会」

大雨や地震。被災地の報道を見聞きするたびに胸が痛みます。これ以上被害が大きくならないように祈るばかりです。関東地方は連日陽射しが強く、午前中から気温が上がり始めた日曜日の午後1時30分から「第54回書心展作品の添削会」が始まりました。書心展作品の大きさは半切サイズから最大で全紙2枚継ぎ2曲までと大型の作品も出品できるとあって、出品予定の方が大きな作品を抱えて続々と集まりました。ご指導の先生はどの作品にも一文字ずつ誤字がないかを確認し、全体に調和のとれた作品になっているかなどを細かく調べ、展覧会作品として創意工夫された見応えのある作品になるようにアドバイスされていました。次回8月5日(日)の研究会は書心展作品の最後の添削会です。役員の先生に直接添削指導をしていただける貴重な機会です。ぜひ、ご参加ください。


2018年6月10日(日)13:30〜15:30 研究会「書心展作品相談会」

昼過ぎから降り出した雨に紫陽花がいっそう色鮮やかに感じられ、すでに梅雨入りした6月10日の午後、本部にて「書心展作品の相談会」が行われました。第54回を迎える「書心展」は今年も東京都美術館にて11月10日(土)から16日(金)まで開催されます。既に制作に取り掛かかられた方もいるとの声も聞かれ、この時期本部では内容の充実した展覧会となるように「相談会」「添削会」を企画しています。今回の「相談会」でご指導の先生は、題材選びに迷っている方にはこれまで勉強されてきた書風やどのような作品にしたいかなどを聞き、参考書籍や資料を紹介しながら内容を一緒に考え、作品にするための大事なポイントをいろいろアドバイスされていました。また試作品を持参された方には見栄えのする構成方法について、作品のサイズや文字の大きさなど丁寧に説明されていました。
作品の提出期日は9月6日(金)ですが、7月、8月の研究会は会員の方ならどなたでもご参加いただける「書心展作品の添削会」です。制作中疑問点など生じた方は勿論ですが、書かれた作品が更に魅力ある作品になるようアドバイスをいただけます。7月8月続けてのご参加、大歓迎です。


2018年6月3日(日)平成30年度 師範・雅号認定授与式及び師範位祝賀会

本年4月に実施された師範・昇段昇級試験を経て、漢字部15名・仮名部11名の方が師範位を取得し、23名の方が初段に合格し雅号を授与されて日本書道研究会の正会員となりました。その認定授与式と祝賀会が6月3日(日)、御茶ノ水の「東京ガーデンパレス」で開催されました。授与式では師範位並びに雅号の認可証が嶋田蕙窗会長からそれぞれに授与されました。雅号授与者に会長は「芸術家が本名以外につける風流・風雅な別名が雅号です。ご指導の先生が熟慮の上付けてくださったこの雅号を生涯大切にして更に努力することを望みます。」と話されました。師範位認定者には「厳しい試験を乗り越えて師範位を認定された皆さん、師範位に相応しく更に精進し、指導者として次の世代に書の楽しみを伝えることを希望します。」と話されました。更に 書の効用について「最近の脳科学の研究では『書』は手や体の動き・働きが脳を活性化させ記憶や健康に良い影響を与えると解り、単に文字を書くだけではなく人間そのものを鍛える総合的な学習の道でもあるそうです。今後も好きな『書の道』に邁進し、元気で長生きしましょう。」と締めくくられました。石橋柳苑名誉顧問からも雅号授与者には「それぞれの先生からいただいた雅号をしっかり育てていってください。」と、師範取得者には「ここがゴールではなくこれからが長い書の道を歩くスタートです。学ぶべき多くのものを皆と一緒に勉強して更に成長して行きましょう。」と話されました。雅号授与者及び師範位認定者代表者の謝辞では「自身の努力だけでなく先生や共に学ぶ仲間達、周囲の理解と支えがあってここまで来られました。」「恩師の言葉の『初心忘るべからず』を思い出し、又頑張ります。」と感謝の言葉が伝えられました。最後に大塚桐霞副会長より本会の事業概要の説明がありました。その後同会場で役員の先生やご指導の先生を交え、師範位認定者の祝賀会が開か れました。役員の先生からは心に残る祝辞もあり、緊張感から解き放たれたのか、終始笑顔の新師範の方の自己紹介は堂々としていて、書に対する新たな決意も伝わってきました。和やかな雰囲気の中、終始笑いの絶えない祝賀会となりました。


2018年5月20日(日)13:30〜15:30 審査員・鑑査員・支部長(学生部審査員の資格)勉強会

今年度最初の勉強会の課題は、前回に引き続き顔真卿の行書『三表真蹟』の【譲憲部尚書表】の一節の臨書でした。前回の勉強会に参加した方の中には、『三表真蹟』は当会が原刻を入手し、解説を漢学者に依頼して発行した顔真卿の書法を学ぶ上ではとても貴重な書籍であることを知り、内容を更に深く読み込んで顔真卿の背景や中国史も調べ直してきたという研究熱心な方もいらっしゃいました。研究会前半では参加者が様々な形式で臨書してきた作品を展示し、どのような点に留意して書いたかをそれぞれ発表しました。文中の「臣」「聖」の文字を臨書作品とした場合にはどのように書いたら良いか、原帖と読み下し文の相違点はどう捉えたらよいのかなどの質問が次々とされ、活発な意見交換がされました。顔真卿の特徴的な行書の筆法について、大塚桐霞副会長から「門」や「固」の文字を例に詳しく説明があり、それを踏まえで原帖をみると良く理解できました。後半は実技に移り「重厚な線を書く」ことをテーマに、文中の一文字を選んで書いてみました。運筆で悩んでいる方には榎本宏霞副会長がアドバイスをしてくださり、思い通りの線が書けるようになると思わず「出来た!」と歓声が上がる場面もありました。僅かな時間の中にもいくつもの発見があり、充実した勉強会となりました。


2018年5月13日(日)13:30~15:30 研究会「隷書の筆法を学んで作品にしてみよう」

寒暖の差が激しいながらも新緑が美しい爽やかな季節となりました。「隷書の筆法を学んで作品にしてみよう」という内容で、漢詩14文字を隷書体で書くという研究会が、5月13日本部にて実施されました。隷書に初挑戦したという方の作品や、構成に工夫を凝らした見応えのある作品など、半折から半切1/4サイズまでの様々な作品が並びました。初めに講師の嶋田蕙窗会長より古隷と八分隷の特徴、木簡や竹簡、帛書などに書かれた隷書体、又清代の金農が始めた漆書体などについての説明がありました。次に参加者が今回隷書作品を書くにあたって苦労した点や疑問点などを発表しました。嶋田会長からは集字方法、構成、運筆など一人一人の作品に対して細かくアドバイスがありました。引き続き会長が揮毫された異なる隷書体の作品6点を展示し、特徴や筆法の説明があり同じ課題でも全く雰囲気が違うように書けると目で見て実感できました。後半は全員が筆を持ち、書くスピードや文字のバランスに注意しながら、自分が上手く書けなかった部分を繰り返し練習しました。始筆・送筆・終筆のスピードの違いや筆の上下運動などを考えながら何度も書いているうちに、線にも強さが出たり味わいが出たり隷書らしさが増した線が書けるようになりました。「最後に学んだ事を参考にして、課題の中から“風”と“華”の 二文字を作品にしてみましょう。早書きから生まれたという隷書ですので、リズムに乗って楽しんで書いてみましょう。」という会長の励ましのひと言で、気持ちも軽くなったのか筆運びもスムースになり、各自半紙大の小作品が書き上がりました。作品の出来栄えに満足げな笑顔があちらこちらでこぼれた研究会でした。


2018年4月28日(土)平成30年度総会及び新年度会(於:東天紅上野店)

平成30年4月28日(土)に平成30年度総会及び新年度会が上野池之端の東天紅で開催されました。総会では平成29年度事業報告と平成30年度事業計画、平成29年度の収支決算、会計監査が報告され、役員の変更と昇格、新役員の推挙がありました。報告及び提案された全議題は出席の正会員により承認されました。嶋田蕙窗会長からは「月刊誌『書の心』は来年3月で600号を迎えます。歴史ある会の発展に協力して取り組んでいきましょう」というご挨拶がありました。総会に引き続き同会場で平成30年度新年度会が開催されました。会長は山口半峰初代会長が師事された長三洲先生が学ばれた大分県の咸宜園に言及され「職業・年齢・身分などのバックグラウンドにとらわれず、全ての塾生が分け隔てなく平等に学ぶことを理念に掲げたこの咸宜園という私塾が、偶然にも先祖の廣瀬淡窓が創設したものであり、私と日本書道研究会との深い縁を感じます。日本書道研究会も同じ志を持った仲間が集まり、切磋琢磨しながら共に学ぶ場であり続けることを希望しています。」と話されました。大塚桐霞副会長からは「これまでの歴史を滞りなく引継ぎ、新しい事も取り入れながら会の運営に皆さんと取り組んでいきたい」というお話がありました。この後は落語家・古今亭志ん彌師匠をお招きして落語を一席披露していただき、会場が笑いに包まれる中、米山映峯名誉会長の乾杯のご発声で宴が始まりました。各テーブルで和やかに食事、歓談が続き、支部や新会員の紹介もありました。役員の先生方の作品がいただける抽選会で宴はたけなわとなり、終わりに今年度の行事担当者、事務局スタッフの紹介がありました。役員、スタッフ、会員の垣根無く、真摯に書を学び、会の発展に協力していこうという気持ちが会場全体に溢れる新年度会となりました。


2018年4月15日(日)13:30〜15:30 研究会「楷書作品を創ろう」

平成30年度一回目の研究会は、楷書作品を創るときの取り組み方について、既に終了した一般部の試験課題を参考に、米山名誉会長が講義・指導をしてくださいました。
最初に先生の書かれた参考手本や参加者の作品を展示し、半切サイズの楷書作品の創り方についての解説がありました。文字の大きさや布置がとても大事で、文字の外形をどのようにとらえるか、中心はどこか、偏と旁のバランス、複雑な文字と単純な文字が並ぶ場合の大きさや線の太細字間や、行間など、いろいろな作品を例にして説明してくださいました。また書いたら必ず吊り下げて遠くからも見て、バランスの悪い個所は修正して、一貫性のある作品を創りあげていくといったこと学びました。その後、実際に筆を取りながら、基本の点画や、課題作品で疑問に思ったところを練習し、穂先の向きや腕の使い方など、細かく教えていただきました。参加者は熱心にメモをとったり質問をしたり、上達したいという思いが会場に溢れた充実した会となりました。


2018年3月11日(日)13:30〜15:00 研究会「師範・昇段昇級試験課題の添削会」

平成29年度最後の研究会は、提出締切日まであと一カ月に迫った「師範・昇段昇級試験」の課題の添削会でした。会場となった本部には、しっかりと書き込んだ作品を持参された方や、支部長先生と一緒に参加された生徒さんの姿も見られました。最初に作品全体が見えるように前方に展示し、全体の構成や受験作品として正確で丁寧に書かれているか、作品として美しく纏まっているか、落款の収め方など、いろいろ細かい点まで石橋柳苑名誉顧問や大塚桐霞副会長よりアドバイスをいただきました。中には運筆のスピードや強弱、どうすればゆるぎない線が書けるか、墨の濃淡の出し方などの疑問点を質問し、実際に筆を取りながら説明を受ける方や、先生の手元をじっと見つめながらメモを取っている方など、更に良い作品を提出したいという生徒さんの意気込みが感じられました。師範・昇段昇級試験は年に一回実施されます。一年間の勉強の成果を充分に発揮して受験に臨まれることを期待しています。


2018年3月2日(金)〜 5日(月)「第53回日本書研展」 於:上野の森美術館

花の便りが待ち遠しい頃となりました。暖かな日和に恵まれた3月2日から5日の4日間、東京上野の「上野の森美術館」にて「第53回日本書研展」が開催されました。創立以来106年という伝統ある日本書道研究会は、顔真卿の研究を主軸にしながら、月刊誌「書の心」を中心に楷書、行書、草書、隷書、篆書、さらに仮名、細字、実用書、ペン字など幅広く学んでいます。当会の師範位以上の一門展として年1回「上野の森美術館」で開催される「日本書研展」は、今年も新しく師範位を取得した方々を加え150点の作品が展示されました。日頃より基本をしっかり学びながら自分の研究課題を追求し、魅力ある作品を発表したいと、工夫を重ねて書いた作品は小作品中心ですが、来場者からは「『どの作品も悠々としていて大きく感じられます。』『様々な書風の作品があり、とても楽しい展覧会ですね。』」といった感想もいただきました。小さなお子さんに仮名書の歌を説明する年配の方、食い入るように作品を見て写真撮影される方など、展覧会は幅広い年代の多くの来場者に楽しんでいただけたようです。


2018年2月11日(日)13:30~15:30 研究会「文房四宝」

立春を過ぎても40年ぶりという強烈な寒波が押し寄せ寒い日々が続いています。2月11日の日曜日、本部において「文房四宝(硯・筆・墨・紙)」や文房諸道具などについて学ぶ研究会が開催されました。展示された文房四宝や文房諸道具は、長年にわたり嶋田蕙窗会長が国内外から蒐集されたという文玩品で、端渓硯や歙州硯、博物館で見られるような大きな宋代の澄泥硯、また日本の雨畑硯や若田硯なども並べられました。赤色が美しい鶏血石や黒い醤油青田石、高山凍の寿山石等の印材の数々、また白磁や堆朱の印盒、象嵌細工や木目の美しい硯箱、玉で作られた水盂、磁器や陶器の水滴、水注、古墨、文鎮、筆立など、工芸品のような繊細な彫刻や文様などの文玩品は興味を引くものばかりでした。始めに嶋田会長は中国の古美術を証明する蠟印のついている水差しを手に、展示品についての特徴や扱い方、文玩品を入手された際のエピソードなど話され、参加者は珍しい品々を間近に見ながら、その素晴らしさを堪能することができました。次にビデオ「文房四宝の世界」を鑑賞しました。これは「書の道・映像でつづる中国書道の旅」の中の「第12巻」で、文房四宝のふるさとを訪ねる旅の映像です。中国広東省・江西省・安徽省の硯の産地での製造工程、また墨の製造工程など、水墨画を思わせる風景と共に、取材当時の産地の状況などを丁寧に描いたもので、複雑な製造工程を知り、意匠を鑑賞することができました。鑑賞後は今回展示された硯の中から5種類を選び、同じ墨で同じ回数磨った時の違いを実際に確かめました。墨を磨る感触が硯により異なり、墨色にも微妙な濃淡の違いが感じられました。
道具の実用面だけでなく、芸術性を兼ね揃えた品を鑑賞することにより、書の世界は広く深いものであることを改めて認識し、これからは書くだけではなく文玩品を愛でるという楽しみも増えそうな研究会となりました。


2018年1月21日(日)13:30〜15:30 審査員・鑑査員及び学生部師範位の資格を有する支部長対象の勉強会

今回の課題は顔眞卿の行書『三表真蹟』より【譲憲部尚書表】と、昨年9月台風の影響で中止となった勉強会課題の【贈晋王曹王侍讀、贈華州刺史表】の二つ中からそれぞれ一部分を臨書してくる内容でした。最初に米山映峯名誉会長から『三表真蹟』について「発見が遅かったためかあまり書籍としては出版されていないことや、昭和55年に当会が原刻を入手し漢学者に依頼して解説を得て、当会で発刊していること」など詳しい説明がありました。前半は、参加者が様々な形式で臨書してきた作品に関して「どのように書いたか、何を表現したかったか、どこを学び取りたいか」などを一人ずつ発表し、共感したり異なる視点に感心したりして活発な話し合いが行われました。後半は、書き方が不確かな文字を複数の字典で確認した後、参加者から要望が多かった「いかに無理なく筆を回転させるか」や「常に穂先に意識を向ける」「腕を大きく動かし、時には腋をあける」など実際に筆を持って書き、納得いくまで練習しました。米山名誉会長、嶋田会長から実技指導をしていただきながら、運筆方法がよく理解出来たようでした。最後に米山名誉会長は、「繰り返し臨書することにより自分の腕に残ったものはいつか必ず自分の書に表れてきます。習得したものは他の書体にも応用することが出来ます。」という話で締めくくられ、参加者からは「教えていただいた感覚が残っているうちに繰り返し練習して、自分の物にしたい!」と意欲を掻き立てられたような声が上がりました。


2018年1月14日(日)12:30〜14:30 研究会「支部長講習会」

厳しい寒さの中、平成30年戊戌の年がスタートしました。今年最初の研究会は、4月に実施される師範位及び昇段・昇級試験に向けての支部長対象の講習会でした。最初に試験担当部長より受験内容、提出期限、認定式のスケジュールなどの説明がありました。
引き続き講習会に移り、米山名誉会長が漢字部の半紙と条幅課題について参考手本を基にしながら「受験者が文字を正確に理解して書けるよう、また誤字に見られやすい文字を使わず、解りやすいお手本になるようにしてください。丁寧に一生懸命に書き込んだ作品は見る側に熱意が伝わります。日頃の勉強の成果が発揮できるように指導をしてください。」と解説されました。仮名部は石橋柳苑名誉顧問より「半紙作品の散らし方や行の整え方、条幅作品での墨色や筆使い、連綿線の書き方」など、特に注意する点を丁寧に説明されました。最後に支部長から次々と質問が出て、その場で明確に回答をいただけたことで、支部長は受験の為の手本制作と指導に自信を持って取り組めそうな様子でした。
3月11日(日)の研究会は、受験される方はどなたでも参加できる「師範位及び昇段・昇級試験作品の添削会」です。今年の受験生は全員合格できるように、ぜひご参加ください。


2017年11月19日(日)10:00〜16:00 研究会「日本書研展作品下見会」

一段と寒さが厳しくなった11月19日(日)来春開催される「第53回日本書研展」の出品作品下見会が本部で行われました。「日本書研展」は漢字及びかな部で師範位以上の一門展として毎年東京・上野公園内の「上野の森美術館」で開催し、第53回展は来年3月2日(金)から5日(月)まで開催されます。書心展とは異なり比較的小さい作品が多く、出品者の創意工夫が感じられる楽しい展覧会です。下見会では日本書道研究会役員による出品作品の一点一点に丁寧な指導が行われました。参加者の中には、作品制作の意図や使用目的などを役員の先生に詳しく説明して、助言や添削指導を受ける姿が多く見られました。しっかりと書き込んだと思う作品であっても、更に質の高い作品として仕上げるために、作品の大きさや構成などに少し助言をいただくと、一段と魅力的な作品に変わりました。「より良い作品を!」との探求心が感じられる活発な雰囲気の下見会でした。


2017年11月10日(金)〜 11月16日(木)「第53回書心展」

上野公園の銀杏の葉が強い風で蝶のように舞い、冬の足音を近くに感じます。
今年も「東京都美術館」で「第53回書心展」が開催されました。出品点数は昨年同様ですが、U23の部は昨年の倍の出品数があり、若い力の台頭が頼もしく感じられます。今年から東京都美術館2階の見晴らしの良い明るい会場での展示となりました。日頃から当会の月刊誌「書の心」で勉強している各種書体の臨書作品、それを昇華させて書いた創作作品からは、どれも熱心に取り組んだ真摯な姿勢が窺えました。特に「書心大賞」始め「東京都知事賞」などの推薦賞受賞作品の前では、作品から溢れる気迫や引きこまれるような線の美しさに来場者の足を止めて食い入るように作品を見る姿が印象的でした。
11日(土)には東京都美術館の講堂で授賞式があり、続いて「上野精養軒」にて懇親会が開催されました。各受賞者の栄えある受賞までの道のりの話には心を打たれ、ご指導の先生との深い絆にも感動し、美味しい料理も堪能して心に残る宴となりました。
翌12日(日)には鑑査員、学生部審査員、一般、U23の各部門の優秀作品の受賞者による「ギャラリートーク」が行われました。ご指導された先生の話も交え、受賞者は作品の前で、作品制作過程で苦労した点や工夫した点などを披露しました。最後に嶋田蕙窗会長の「日本書道研究会が大切にしてきた古筆の勉強を基礎として充分に学び、更に研鑽を積みながら自分の思いを書に込め、それが見る人に伝わるような作品を作っていきましょう」という話しに、書と向き合う姿勢を改めて考えさせられた「ギャラリートーク」となりました。

東京都美術館入口 受付風景
役員作品
会場風景
授賞式
懇親会
ギャラリートーク

2017年11月10日(金)~ 11月16日(木)「第52回書心学生展」

11月10日(金)から「第52回書心学生展」が「東京都美術館」にて開催されました。
今年も猛暑の7月に「中央区立産業会館」で行われた席書大会の作品と公募作品が一堂に展示されました。手本を見ずに制限時間内で書き上げた席書作品は、どの作品からも緊張感と勢いがあり、練習を重ねて書かれた公募作品からは努力の跡が感じられ、一生懸命に書いている姿が目に浮ぶようでした。更に中高生の作品は古典をよく勉強し各自の個性が文字に表れ、印象に残る作品が数多くあり、書道の将来に期待が膨らみました。会場内では、席書大会で緊張しながら30分で2枚の作品を書き上げた時の様子を話す子ども達や、部活動や塾で忙しい時でも時間を作って教室に通い何度も練習をした公募作品の前で、Vサインをしながら記念写真を撮る姿があちこちで見られました。
11月11日(日)には東京都美術館講堂にて授賞式が行われました。嶋田蕙窗会長からは「習字 」や「書道」は字が上手になること以外にもたくさん良いことがあります。気持ちを落ち着けて書くと集中力が高まります。お手本をしっかり見て真似て書くことは右脳と左脳の両方を使い、脳に刺激を与えいつまでも元気でいられます。礼儀作法も自然に身に付き、人間形成にも役立ちます。継続してやっていると雅号というもう一つのお名前をもらえるかもしれません。これからもずっと一緒に頑張りましょう。」という話がありました。壇上で賞状を受け取る時には緊張した様子だった子ども達が、式典後にご家族やご指導の先生に「頑張ったね。」と声を掛けられると、ほっとしたのか満面の笑みで賞状や楯を見せている姿は微笑ましく、和やかな式典となりました。

東京都美術館入口 受付風景
会場風景
授賞式

2017年10月8日(日)研究会「第53回日本書研展作品の相談会」

先月の研究会「小作品の創り方」に引き続き、本部では来春開催の「日本書研展」の作品制作のための相談会が開催されました。
嶋田蕙窗会長・大塚桐霞副会長先生により、各自持参した展覧会のための試作品の丁寧なご指導が行われました。一字一字を字典で調べながら、誤字脱字の確認に始まり、揮毫者の意図を尊重しつつ、文字のニュアンスの違い・布置・大小・太細・向きなど細かな点まで添削や解説をしていただき、作品として仕上げるための様々な工夫を学ぶことが出来ました。また展示会場に足を運んでくださる方に足を止めて鑑賞していただけるような作品にするにはという独自の視点でもアドバイスをいただい方もいらっしゃいました。更に参加者は試作をもとに実際にその場で筆を持って書き、「筆の扱い方、始筆・送筆・終筆のスピード」など直接ご指導いただきました。多方面からのアドバイスをいただき、11月19日(日)の「日本書研展下見会」までによく書き込んで、その成果が作品に反映されるようにと、改めて気持ちが引き締まる内容の研究会でした。