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2025年2月16日(日)13:30〜15:30 研究会「一般部師範昇段昇級試験添削会」

4月に実施される一般部師範昇段昇級試験に向けての添削会が本部で行われました。第一回目の添削会ということで少々出足は遅かったものの、10名程の会員の方が来所されました。支部長先生が何人かお弟子さんを連れて来所された支部もありました。誤字に見える字がある作品もあり、添削担当の役員の先生は一人ずつ時間をかけて作品に朱を入れてご指導くださいました。筆使いなどは直接ご指導を受けられたほうが良く理解できます。3月16日(日)には最終の添削会が行われます。更に書き込んで自信を持って提出できる作品に仕上げましょう。


2025年1月18日(日)13:00〜15:30 研究会「支部長講習会」

4月に実施される師範・昇段昇級試験に向けての支部長対象の講習会が神田の平澤ビルの事務所で開催されました。漢字、かなの師範・昇段・昇級試験課題ごとに支部長先生方が書かれた作品がぎっしり貼られました。漢字作品については大塚桐霞会長、吉田銘霞副会長が、貼られた作品を一枚ずつ丁寧にチェックし改善したほうが良い点を指摘してくださいました。かな部では専務理事の新井秀菊先生と白鳥楓琫先生が誤字に見られやすい字を指摘し、行間の取り方や墨の濃淡についてもご指導くださいました。また、会場にいらした支部長先生たちからも活発に質問もありました。今年の臨書の課題は原帖が薄くなっていてよく見えないところが多く、歌の読みや変体がなをよく理解して書く必要があります。試験課題の手本は受験する生徒が書いたときに誤字にならない様にわかりやすく書くことが重要です。2月、3月の研究会は「試験課題の添削会」です。是非、積極的にご参加ください。


2024年12月4日(水)〜 11日(水)「第59回書心展」〈於:東京都美術館〉

「第59回書心展」が上野公園内の「東京都美術館」で、12月4日(水)から11日(水)まで開催されました。今年は「一般半切の部」が新設され60点もの作品が集まりました。総出品数は244点となり、昨年より39点増加しました。会場には漢字・かなの色々な書体の作品が展示されました。授賞式は12月8日(日)午後、美術館の講堂にて行われました。始めに吉田銘霞副会長より詳しい審査報告がありました。大塚桐霞会長は展覧会に出品し作品を評価していただくこと、またお教室を持ち次の世代に書道をつなげていくことが大切であると話されました。嶋田惠窗名誉会長は新聞で目にした「書道は究極のスローライフ」という記事についてお話をされ、「一点一画形を見極めながら美しい字を形作るために繰り返し書いては反省しまた挑戦する、これは人生の向き合い方に似ています。失敗や挫折を繰り返しながら人生という作品を作り上げている気がします。書は人生なり。」と話されました。書心大賞を受賞された野澤秀華さんは師事された嶋田惠窗先生、お義母様である野澤静華先生への感謝の気持ちを述べられ「日本書道研究会の諸先生方にお礼を申し上げます。これからも一層精進して参りたいと思います。」と受賞者代表として感謝の言葉を述べられました。受賞記念写真撮影時には受賞者の方も緊張がほぐれ、笑顔で撮影に臨みました。また、授賞式後、都美術館レストランにて懇親会が開催されました。大塚桐霞先生の会長挨拶、名誉顧問の石橋柳苑先生の乾杯のご発声の後、歓談しながら色彩豊かなお料理を楽しみました。常務理事の蓑霞葉先生からご祝辞を賜り、さらに受賞者の方々のお話やご紹介もありました。同席した方々の交流も深まり、笑顔溢れる楽しい時間を過ごしました。

上野公園 役員作品
会場風景
会場風景 授賞式
授賞式 懇親会
第59回書心展授賞式集合写真

2024年12月7日(土)11:00~12:00 第59回書心展ギャラリートーク
〈於:東京都美術館〉

12月4日(水)から11日(水)まで東京・上野の「東京都美術館」で開催された「第59回書心展」で12月7日(土)各部門の受賞者によるギャラリートークが展示会場内で開催されました。 「U(アンダー)23の部」で新鋭賞を受賞した高校1年生の岩崎和奏さんは、今年から隠岐の島の全寮制の高校に入学しており参加はできませんでしたがお手紙をくださり、ご指導の蓑霞葉先生が読んでくださいました。お手紙には「私はこの一年で島ならでの信頼関係を沢山学んできました。これからこの環境で「書」を通して人と人を結んでいける存在になりたいと思っています。」と島での生活ぶりが書かれていました。
「一般部」で東京都知事賞を受賞した相川翠珠さんは、ご指導の明石翠汀先生を交えてお話されました。今回の作品を、自分で詩から起こして作品に仕上げるまでかなり苦労されたそうです。明石先生も「この方は本当に弟子の鏡です。」と褒めていらっしゃいました。
「学生部審査員の部」で書心賞を受賞された奥村芳琳さんは、ご指導の小林桃峯先生と一緒にご登壇くださいました。作品を制作するうえで苦労した点は、強弱をつけたつもりでも、なんとなくのっぺりとした作品になってしまい、最初に作品を作ったときに先生にお手本をいただき、そのお手本に注意事項を書き込んで、留意しながら書いたそうです。小林先生のお教室では、合宿などもして一緒に食事も作りながら、書道のお稽古をしていらっしゃるそうです。
「一般部鑑査員の部」で書心大賞を受賞された野澤秀華さんは、支部長でお義母様の野澤静華先生と一緒にご登壇されました。「私の場合は亀が歩むがごとくですが、『継続は力なり』で昔の作品を見ると、少しずつでも進歩していることがわかります。長く続けられる趣味と思い今後も頑張りたいと思います。」とお話されました。静華先生に伺うと「本当にいつも几帳面で、作品制作も頑張っていて、私の方が勉強になります。」と仰っていました。篆書、隷書の師である嶋田惠窗先生からのメッセージを篠原良邨先生が読んでくださいました。「野澤秀華先生はとても真面目にいつも早めから作品制作に取り組んでいらっしゃいます。隷書は奥が深く、字に疑問があるときにはとことん調べましょう。人とのつながりも大切です。一緒に学ぶ仲間を増やしてください。」という素敵なメッセージに感激していらっしゃいました。ギャラリートークは第51回書心展から始まって今回で9回目になります。毎回受賞者の方々がどのように書に向き合っていらしたかお話を伺い、本当に感動します。また新たな目標に向かって努力を重ねて参りましょう!


2024年12月4日(水)~ 11日(水)「第58回書心学生展」

好天に恵まれた12月4日(水)から11日(水)まで、東京・上野公園内にある「東京都美術館」で「第58回書心学生展」が開催されました。公募の部203作品、席書の部83作品、合わせて286作品が会場の壁面いっぱいに展示され、子ども達の力強く伸びやかな作品に圧倒されました。12月8日(日)午後、美術館の講堂にて授賞式が行われました。はじめに吉田銘霞副会長から審査報告がありました。大塚桐霞会長は「1日24時間限られた時間の中、やりたいことが沢山あると思います。その中で書道の時間が長くあることを希望します。『月の字をみつけよう!』という新しいイベントをやっています。大人の作品から月の字をさがすイベントですが、皆さんもあの会場に作品が飾られるようになるまで書道を長く続けてください。」とお話されました。榎本宏霞名誉顧問は「近年、子どもたちの『漢字力』が低下しているという報告があります。漢字力には三つの要素があり、漢字を読む、書く、またその漢字の意味を理解することです。書道をやっている皆さんはお習字教室で既にやっていますね。これを誇りとして今後も是非頑張ってください。」と話されました。賞状賞品授与では皆緊張していましたが、閉式後には緊張もほぐれ、ご指導の先生と揃って満面の笑みで記念撮影に臨みました。日比谷で2年連続で開催したイベントも好評だったため、12月7日(土)ワークショップ「オリジナルクリアファイルをつくろう!」を今年も美術館でも開催しました。参加した子ども達は思い思いの文字をクリアファイルに書き、家族連れで楽しんでいました。

受賞作品 会場風景
会場風景
ワークショップ 授賞式
授賞式
第58回書心学生展授賞式集合写真

2024年11月17日(日)13:30〜15:30 研究会「臨書作品の作り方」

漸く木々が色づく季節になりました。「臨書作品の作り方」を学ぶ研究会が本部で行われました。嶋田蕙窗名誉会長、石橋柳苑名誉顧問、大塚桐霞会長、吉田銘霞副会長がご指導くださいました。今回は当会の師範位以上の会員が出品できる「日本書研展」の作品の相談会を兼ねた研究会で、14名の会員が参加しました。まず、書いてきた作品がある方は作品を吊して皆で見ながら、それぞれご指導の先生より改善したほうが良い点等のご指摘がありました。古典を部分的に臨書する場合、文章の切れ目が良いかどうかということや、どの大きさの用紙にどの様な布置で収めるか、一文字ずつの文字の解釈に注意する必要があります。お持ちになった試作品はそれぞれの思い入れがあり、中国・日本の古典から様々な題材が選ばれており、バラエティーに富んでいました。自分の作品だけでなく他の方が書いた作品も見られてとても勉強になりました。その後、個別にご指導を受け、疑問点やどのように書いたらよいのか相談されていました。第60回記念となる日本書研展では漢字・かなの様々な臨書作品が並ぶことでしょう。想像しただけでも楽しみです。書研展下見会は本部にて1月11日(土)に予約制で行われます。書心展・書心学生展と行事が続き年末・年始と多忙な時期ですが、是非早めに書き込んで、下見会に臨みましょう。


2024年10月20日(日)10:00〜16:00 ワークショップ「オリジナルクリアファイルをつくろう!」

暖かな秋の日曜日、「オリジナルクリアファイルをつくろう!」というワークショップイベントが開催されました。昨年に引き続き、日比谷公園で行われたガーデニングショーにライオンズクラブのテントをお借りして研究会で出店しました。クリアファイルには和紙加工が施されており、墨で直接書くことができ乾くとそのまま使用できます。イベントに来た多くの方が立ち寄ってくれました。外国人の観光客の方はスタッフの先生が書いたお手本を見ながら、文字を書き、金銀や顔料を使ってバックに簡単な飾りを書いて楽しんでいました。子どもたちも好きな言葉を書き、思い思いにその言葉に合った絵を描いていました。まだ文字が書けない小さいお子さんも色々な筆と色を使い、楽しそうにクリアファイルに模様を描きお父さんに名前を入れてもらっていました。参加者の方たちと会話もはずんでスタッフも楽しく過ごし、日本の伝統文化を伝える良い機会になりました。本部書道教室のチラシや12月に行われる書心展・学生展のはがきを配って宣伝もしっかり行いました。小学校では皆、筆を持った経験もあるはずです。今後もこの様なイベントがきっかけになって、一緒に書道をする仲間を増やすことができると嬉しいです。


2024年10月13日(日)13:30〜15:30 研究会「かな条幅・半紙作品創作の基本」

穏やかな秋の日、本部に於いてかな条幅作品創作の研究会が開かれました。連休中にもかかわらず熱心な会員の方が来所しました。今回はかな作品を創作する際の基本について、専務理事の新井秀菊先生に講義していただきました。課題は10月号条幅創作課題、蕪村の俳句で「冬ごもり 心の奥のよしの山」です。今回はこの課題を条幅と半紙に書きます。まず始めに各自あらかじめ書いて持参した作品を新井先生に添削していただきました。自分の作品だけでなく他の方の分も皆で見学し、その後1時間半ほどじっくりと実技練習をしました。筆運びは緩急をつけ、単調な線にならない様に筆を思い切って開いて書くところや、逆に穂先にして細く使うなどのテクニックを学びました。半紙作品のお手本は、通常のチラシ書きのものと、条幅半切作品の時の様に中心付近に寄せて書いたものもあり、どちらも素敵に書かれていて皆作品を写真に収めていました。途中から最高顧問の米山映峯先生も加わり、新井先生と一緒に一人一人を回って丁寧にご指導くださいました。最後に今日書いた作品も新井先生が再度添削してくださり、とても和やかで充実した研究会となりました


2024年8月25日(日)13:30〜16:30 学生部手本揮毫勉強会

今年度2回目の手本揮毫勉強会が神田の平澤ビルで行われ、学生部手本担当の先生16名の参加がありました。嶋田惠窗名誉会長、大塚桐霞会長のご指導の下、あらかじめ書いてきた担当月課題の半紙を誌面掲載のとおりに並べ、文字の大小・太細などが揃うよう調整しました。基本筆法の確認をし、学生部に合った点画・結体にするようにとの注意がありました。周りの人と相談したり試行錯誤しながら何枚も書き直しをして、最後に清書1枚を提出しました。皆それぞれ9月12日の書心展締め切りに向け、その作品作りに取り組んでいる真っ最中でしたが、学生部の手本への取り組みで基本に返り新しい視点をもらえたように感じた一日でした。


2024年8月10日(土)13:30〜15:30 研究会「書心展作品の添削会」

相変わらずの猛暑が続きお盆休み前の土曜日、第2回目の「書心展作品の添削会」が本部で行われました。今回の添削指導は名誉会長の嶋田惠窗先生、名誉顧問の石橋柳苑先生、会長の大塚桐霞先生、副会長の吉田銘霞先生が担当されました。添削会常連の会員の方に加えて、本部移転後初来所の方、本部自体に初来所のU23部門の大学生、また昨年は出品できなかったけれど今年は大作の制作をと意気込みを見せてくださる方など、たくさんの方が来所されました。作品も大作が多く、一人一人の添削に時間がかかりますが、担当の先生方は本当に丁寧に対応し、的確なアドバイスをくださり、励ましの言葉もかけてくださいました。来所された方々の「より良い作品を書心展に出品したい」という意欲が感じられ、活気に満ち溢れた添削会となりました。今回は来所の方と郵送で作品を送られた方、合わせて40名にもなり、添削指導は夕方遅くまで休みなく続きました。9月1日(日)は「最終添削会及び選書会」です。幹部の先生方のアドバイスを受けられる貴重な機会です。可能であれば、郵送よりは来所されて直接ご指導を受けられることをお勧めします。作品締め切りは9月12日(木)、あと1か月です。残暑厳しい中での作品制作になりますが、体調に気をつけて頑張りましょう!


2024年7月27日(土)10:00〜12:30 審査員漢字勉強会

7月27日(土)、連日の猛暑の中、審査員漢字勉強会が本部で開催され、9名の審査員の先生が来所されました。今回の課題は、「書の心」誌で毎月取り組んでいる「多寶塔碑」の書風で「閑中好塵務不榮心坐体当窓木看移三面陰」の18字を倣書作品に仕上げるというものです。倣書とは、拓本・法帖から感じとられる結体・用筆・筆意などをもとに作った作品です。原帖にある文字はそれを使い、ない文字は篇と旁を合わせて作ります。「多寶塔碑」は顔真卿44歳の時の作品で、端正な結体の中に力強い起筆、鋭い横画や転折などが特徴です。はじめに名誉会長の嶋田惠窗先生がお持ちになられた全景拓本を鑑賞し、また色々な法帖も見せていただきました。次に中国で刊行された詳しい筆法の載っている参考資料を見ながら実際に書いて筆法の確認をしました。嶋田先生、会長の大塚先生に筆を持っていただいて、起筆の打ち込み方、終筆の収め方、波磔や冠の書き方、又、穂先の位置が中央になっているか確認しながら練習をしました。最後に、条幅1枚を仕上げ、事前に書いてきたものと並べて勉強会の成果を確認しました。楷書作品を書く時にどのような下敷きを作るかも教えていただきました。縦長・横広の文字などに融通がきくように四角の枠を二重にすることも学びました。1行を9字か10字にするかで隣り合う字が変わってきます。先生方は両パターンを書いてみて、字間・行間を変えて下敷きを作り直すこともあるそうです。最後に展覧会に臨書作品を出品する時には、文章の途中で終えてしまったり、字の欠落があったりすることのないように、必ず読み下し文と白文を照らし合わせた上で書くようにとのご指摘もありました。創作作品に取りかかる際は、漫然と書くのではなく、古典の結体・結構・筆意を習得し作品にしていくことの大切さを学び充実した2時間となりました。


2024年7月21日(日)第58回書心学生展席書大会

梅雨が明け連日猛暑が続く中、書心学生展席書大会が7月21日(日)に中央区立産業会館に於いて開催されました。一人も欠席者なく、幼年から高校生まで83名が参加しました。席書は制限時間内に手本なしで課題を半切用紙(35×135cm)に2枚書き、自分で1枚選んで提出します。初めに大塚桐霞会長より「緊張していると思いますが、緊張を集中力に変え、落ち着いて書いてください。皆さん、暑い中頑張って沢山練習して来ましたから、きっと自然に筆が動くと思います。」とお話がありました。司会の米山映樹先生から揮毫についての説明があり、「それでは始めてください!」のかけ声で、子どもたちは一斉に真っ白な用紙に向かいました。幼年や低学年の子ども達は、自分の背丈より大きい紙に元気よく紙面いっぱいに大筆を動かしていました。小学校高学年から中学生になると、布置や文字のバランスにも気を配りながら悠々と書き進めていました。今年は高校生の参加も多く、漢字作品は14文字の漢詩文、かな作品は和歌を45分の制限時間を充分に使って落ち着いて書いていました。長く続けて、是非研究会の将来を担って欲しいです。書き終わり会場を後にする参加者達は、猛暑の中頑張って練習をし、本番で作品を書き上げた達成感で、どの顔も笑顔で溢れていました。公募作品も同日締め切られ、出品数は203点、席書と合わせ展示される予定の作品は286点となりました。第58回書心学生展は、12月4日(水)から11日(水)まで上野の「東京都美術館」で一般部の第59回書心展と同時開催されます。是非会場に足を運んで子どもたちの元気溢れる作品の数々をご覧ください。


2024年7月15日(月祝)13:30〜15:30 研究会「書心展作品の添削会」

猛暑が少し和らぎ、雨模様の連休の最終日、第1回目の「書心展作品の添削会」が本部で行われました。「書心展」は今年も12月に東京都美術館で開催されます。添削指導は名誉顧問の石橋柳苑先生、会長の大塚桐霞先生、副会長の吉田銘霞先生が担当されました。今年は作品制作を早めにスタートした方が多い様子で、来所された方、郵送で作品を送られた方合わせて18人ほどの添削会となりました。全紙や聯落の二枚継ぎ一曲、二曲など大型の漢字作品や、かなの力作が次々に並びました。また今年新設された「一般半切の部」に出品しようと門下の方の半切作品をお持ちになった支部長先生もいらっしゃいました。初回から熱気に満ち溢れた添削会となり、添削担当の役員の先生、展覧会係スタッフとも、「今年はきっと多くの力作が出品されるに違いない。」と期待が高まりました。添削担当の先生方は、誤字や脱字が無いか一字一字読み合わせをしながら丁寧にご指導され、朱筆でアドバイスを書き入れてくださっていました。「書心展作品の添削会」はあと2回行われます。次回は8月10日(土)です。9月1日(日)は「最終添削会及び選書会」として行われ、締め切りは9月12日(木)です。今年も猛暑期間中の作品制作になりますが、熱中症に気をつけながら頑張って書き込み、更にグレードアップした作品を書心展に出品しましょう!


2024年6月16日(日)13:30〜15:30 研究会「かな条幅作品創作の基本」

入梅前のよく晴れた日曜日の午後、本部に於いてかな条幅作品創作の研究会が開かれ、10名の会員の方が来所しました。今回もかな作品を創作する際の基本について、専務理事の白鳥楓琫先生に講義していただきました。課題は紫式部の歌で「露しげき 蓬が中の 虫の音を おぼろげにてや 人のたづねん」です。白鳥先生が用意してくださった資料はそれぞれの文字やフレーズを古典の連綿やかな字典などから拾って貼り込んだものでした。かな作品を創作する時に、いきなり書き始めるのではなく、優れた先人の文字から自分が書きたいと思う素敵な文字を探すことはとても重要です。まず始めに各自あらかじめ書いて持参した作品を壁に吊りました。どこを改善したら作品が良くなるか、白鳥先生に添削していただき、自分の作品だけでなく他の方の分も皆で見学しました。筆運びは緩急をつけ、単調な線にならない様に筆は色々な面を使うこと。筆を開いて使ったあとは、面を変えて穂先を使い細い線を出すなどのテクニックを学びました。また全体の構成では幅の広い字の下に続く字幅の狭い字は中心を通らず少し右を通る様に書くこと。二行書きの場合は一行目と二行目の字が並ばない様にし、空間を考えて一行目の空いたところに二行目の文字を入れ込む様に瞬時に判断されながら添削してくださいました。その後1時間半ほどじっくりと実技練習をしました。白鳥先生はその間ずっと一人一人を回り、丁寧にご指導くださいました。最後に先生が朱書きで色々に書いてくださった条幅のお手本や、各フレーズを半紙に書いたものを分けていただきました。とても和やかで、充実した研究会となりました。


2024年6月2日(日)令和6年度 師範・雅号認定授与式(於:東京ガーデンパレス)

紫陽花のあざやかな季節となりました。当会では年一回、一般部師範・昇段試験が実施されています。令和6年度は漢字部9名、かな部16名が師範位を取得され、19名が初段に合格し雅号を授与されました。6月2日(日)、「東京ガーデンパレス」に於いて師範と雅号の認定授与式が執り行われました。師範の部では、大塚桐霞会長より漢字・かな部のお一人ずつに師範認定証が授与されました。雅号の部では雅号と氏名、指導者名もご披露し、許状が授与されました。会長挨拶では今年で創立113年になる会の歴史についてご説明があり、「これからも書道を長く愛し、さらに誇りを持って書の道を歩んでください。」とお話がありました。嶋田蕙窗名誉会長のご祝辞では、雅号の授与者には「皆さんは日本書道研究会の正会員に登録されました。会の内容については当会のホームページに詳しく書いてありますのでご覧ください。」と話され、師範位の取得者には「人に教えることによって今までとは違った世界が広がります。自分の勉強になると思ってお一人からでも良いので教えてください。」と指導することを強く勧められました。謝辞として師範認定代表者の松尾美苑さんは、入会から17年の間、お世話になった石橋柳苑先生や教室のお仲間への感謝の気持ちを述べられ、「師範認定は通過点と自覚し今後も精進して参る所存です。」とお話されました。雅号認定代表者の増田輝千さんは、ご自身の雅号に因んで、「これからも誰かの心に残るような『輝く』字を書いていきたいです。」と述べられました。吉田銘霞副会長より事業説明として令和6年度の行事についてお話があり、「12月に開催される書心展にはここにいらっしゃる方全員出品しましょう!」とお話がありました。式典後は記念写真に納まり、午後からは師範位認定者の祝賀会が催されました。大塚会長のご挨拶に続き、石橋柳苑名誉顧問のお元気な乾杯のご発声がありました。吉田副会長のご祝辞では「師範試験受験資格の為に毎月の条幅作品を出品されていましたが、今度はワンランクアップして引き続き楽しんで条幅作品を書いてください。」とお話がありました。専務理事で日本書研展部長の白鳥楓?先生は、「師範を取得された皆さんは、全員書研展に出品する資格があります。是非出品をお願いします。」とお話されました。いずれも緊張がほぐれ、楽しいお話でした。祝賀会後半は美味しいお料理を堪能しながら認定者お一人ずつの自己紹介があり、会は終始和やかな雰囲気に包まれていました。テーブルに同席した方と会話もはずみ、同期の絆も深まりました。一つの節目を乗り越え、また新しい目標に向かって一緒に書の道を歩む決意を誓い、本当に喜ばしい1日となりました。


2024年5月25日(土)10:30〜13:00 14:00〜16:30 「隷書作品の作り方」講習会

入梅間近の5月25日(土)「隷書作品の作り方」を学ぶ講習会が本部で行われました。4月14日(日)に引き続き、書の心誌の古碑法帖(後漢史晨前碑)の参考手本を揮毫されている名誉会長の嶋田蕙窗先生のご講義で、午前の部11名、午後の部10名の参加がありました。先週開催された上野の森美術館での「日本書研展」出品に参考になる小作品の作り方は、興味深く取り組める課題でした。作品に合う語句としては「禅林句集」や「菜根譚」、または漢詩の一部などから「心に響く言葉」を選ぶとよいとのことでした。作品にする際、最初に目に飛び込んでくる箇所にどのような文字がくるか、書き出しが重くないか、脚部が軽すぎないか、言葉と文字の雰囲気が合っているか、また隷書作品には向かない文字もあるので作品映えする語句を選ぶことがとても大切であるということを学びました。始めに嶋田先生が揮毫された作品を鑑賞しました。同じ語句でも紙の大きさや種類(単宣・夾宣・二層紙や絹目・・・)、書体の違いなどで作品の表情が違って見えました。続いて各自が書いてきたものを吊して先生より寸評をいただき練習に取り掛かりました。隷書作品は字間を広く開けるため布置が大切なので、まず半紙に書いたものを切り取って紙の上に並べ、文字の幅・高さ・字間・行間などを考えてから布置を決め、横長方形のマスの下敷きを作ることから始めました。波磔を書くときには墨をたっぷり付けて書き、筆運びに緩急をつけることで線に表情が出ることも学びました。先生は順番に回って各自の運筆を確認しながら参考手本を書いてくださいました。「落款も含めてやっと作品は完成です。」と落款についても書く場所や押印する印の大きさなども丁寧にご指導くださいました。普段本文を書くことばかりに重点を置いていましたが、これからは落款にも心を配ろうと試行錯誤しながら作品作りに挑戦しました。終盤は小作品ならではの表具の楽しみかたとして、違う色の紙を添えることで作品が立体的に見えることや、木簡風に書くために先生ご自身がコーヒー液で染めた紙や、縁取りのある半切紙なども見せてくださいました。先生が分けてくださった絹目や紋画箋にも書いたりして創作を楽しみました。経験豊富でセンス溢れる講義内容に、参加者全員が「楽しかった!」と大満足で、あっという間の2時間半でした。また次回の展覧会に向け、創作意欲がかき立てられる講習会となりました。


2024年5月16日(木)〜19日(日)「第59回日本書研展」 於:上野の森美術館

清々しい若葉の季節を迎え「上野の森美術館」で「第59回日本書研展」が開催されました。 「日本書研展」は当会の漢字及びかな部において師範位以上の一門展として毎年東京・上野公園内の「上野の森美術館」にて開催しています。日頃から当会発行の月刊誌「書の心」を中心に学びながら、自身の書風を追求し研鑽を重ねた作品128点が展示されました。多様な書体で工夫を凝らした漢字作品、優雅な料紙に書かれた繊細なかな作品などが展示されました。今回も例年にも増して個性的でバラエティーに富んだ作品が並びました。円安の影響もあってか上野は海外からの旅行客が多く、また修学旅行などの学生も団体で来場していました。晴天にも恵まれて、初日から大盛況で合計来場者数は1700名を上回りました。ご家族やお友達、会員のお仲間と共に作品を鑑賞し、会場内は終始なごやかな雰囲気に包まれていました。今後も奥の深い「書の道」を更に追究し、会員一同精進していきたいと思います。


2024年4月14日(日)13:30〜15:30 研究会「篆書・隷書に挑戦してみよう!」

日増しに暖かくなり、桜の木にも新緑が目立つようになってきました。4月14日(日)午後、篆書と隷書の基本を学ぶ研究会が本部で行われ、12名の会員が参加しました。今回は、書の心誌の古碑法帖(隷書)の参考手本を揮毫されている名誉会長の嶋田蕙窗先生よりご講義いただきました。 課題は4月号の隷書課題の「史晨前碑」から『官行秋饗飮酒』、篆書課題の「宋武帝勅」から『令軌』です。「史晨前碑」は剛健な線質と美しい波磔が特徴の「八分隷」、「宋武帝勅」は篆書の基本といわれる「小篆体」で、配られた資料に沿って隷書の基本筆法、次に篆書の基本筆法を練習しました。起筆、転折、終(収)筆など、嶋田先生が時には筆を持ちながら、丁寧にご指導くださいました。後半は各自時間をかけてじっくり実技練習し、書いたものを添削していただきました。最後に嶋田先生は、早書きの書と言われる隷書体で「飮酒」の文字を思いのまま筆を運んで作品風に仕上げるところを見せてくださいました。逆筆でスッと入る起筆、送筆・波磔とリズミカルに筆が動き、太細の線や渇筆も入り、その二文字が立体的に躍動感あふれる文字に変化しました。先生は「篆書や隷書の楽しさを伝えたい」と常々仰っていらっしゃいますが、今日参加した皆さんには充分伝わったのではないでしょうか。毎月の篆・隷課題を出品している方には基本の筆法を再確認することができ、初めて研究会に参加された方には新しい発見も多かったことでしょう。また普段疑問に感じていることなどを質問されている方も多く、とても充実した2時間となりました。


2024年3月31日(日)10:30〜16:00 審査員条幅勉強会

令和5年度最後の審査員条幅勉強会が本部で開催され、午前の部、午後の部あわせて18名の審査員の先生が来所されました。「書の心」誌の行書(顔真卿・祭伯文稿)草書(懐素・千字文)の1〜3月号の部分を条幅半切に臨書するという課題でした。最初に副会長の吉田銘霞先生より祭伯文稿の全訳のコピーが配られ臨書についてのお話がありました。「祭伯稿が書かれた歴史的背景や内容を感じ取って、細い線の文字、小さな文字でも線質の強さを表現できるようにじっくりと臨書してみましょう。」会長の大塚桐霞先生からは「書心展の添削会などで、臨書作品をお持ちになる時に、毎月の書の心の手本を繋げて作品にされる方がいらっしゃいます。毎月の書の心の手本は半紙に収まる様に調整していますので、やはり原帖を見て流れや字の大小などをよく観察して作品にすることが大切です。」とお話がありました。「行をまっすぐに修正して書かなくて良いので文字同士のつながりや筆意、字間、行間を捉えて臨書しましょう。」と声がかかると、午前午後とも、約2時間かけてじっくり行書と草書の臨書に取り組みました。吉田副会長が白抜き剤『わんぱう』による拓本風作品の作り方を披露して下さり、書作の楽しさも学びました。最後に感想を伺うと、「臨書の仕方を学び大変勉強になり、とても楽しかった。」などの声が多く聞かれました。最近は創作作品の勉強会が多く行われていましたが、時折基本に返って臨書作品に取り組むことの大切さを感じました。次回の審査員条幅勉強会は7月6日(土)です。参加されたことのない審査員の先生は、是非ご参加ください。


2024年1月14日(日)10:00〜16:00 研究会「第59回書研展下見会」

冬の寒さが厳しいこの季節、本部に於いて「第59回日本書研展」の下見会が行われました。「日本書研展」は本会の漢字およびかな部において師範位以上の一門展として「上野の森美術館」で毎年開催されています。下見会は担当役員の先生方により作品確認、添削が行われ、ひとりひとり時間をかけて丁寧にご指導くださいました。何種類かの試作品を持参して相談される方、お弟子さん方と数名でお見えになった支部長先生等、間が途切れることなくスムーズに下見が続きました。今年も30分おきに予約制で予定が組まれ、本部内は常時活気に満ち溢れていました。また出来上がり作品の表具についての相談などは、提出書類の最終確認の際に書研展係が適切に対応していました。会員皆様のご協力により昨年とほぼ同数の出品が見込まれます。2月9日(金)の締切りまであと1か月足らずです。より良い作品にするために更に書き込み、5月の展覧会には素敵な作品が会場に並ぶことを期待しています。


2024年1月8日(日)10:00〜15:30 審査員条幅勉強会

今年度4回目の審査員条幅勉強会が新年早々に本部にて開催されました。今回は「実際に筆を持って半切作品を書いてみよう」ということで、午前、午後2部に分けてそれぞれ先着順、定員10名で受付し、合計16名の審査員の先生が来所されました。課題は高啓の詩で「我去君却帰 相逢立途次 欲寄故郷言 先詢上京事」、書の心誌2月号の漢字条幅創作課題でした。まず各自持参した作品を壁にかけて誤字に見られそうな文字が無いか皆で確認し、改善した方が良いところなど、意見を出し合いました。午前午後とも1時間半程時間をかけてじっくり作品を書き込みました。「字の大小をもっとつけるために、マスのついた下敷をはずして書いてみませんか?」「この長峰の筆を使うと面白い線が出ますので試してみませんか?」など、会長の大塚桐霞先生、副会長の吉田銘霞先生が時折声をかけてくださり、大胆に創作を楽しみました。最後に家で書いて持参された作品と、当日書き込んだ作品を並べて壁にかけてみると、其々見違えるほど素敵な作品になっていました。他の先生方の書かれた字や書き方を実際に見ることで、各々が今後の作品作りのためのヒントを得られたのではないでしょうか。次回の審査員条幅勉強会は3月31日(日)です。参加されているメンバーはすでに毎月条幅創作部に出品されている方が大半でしたので、今後もっと多くの方にご参加いただき、毎月の条幅課題、展覧会での作品制作にも役立てていただきたいと思います。